お知らせ

【手札上限】および【カードの使用制限】に関するルールの実施について

2017/02/01 BLOGNEWS

はじめに

皆様こんにちは。
ラクエンロジックプロデューサー、北岡です。
いつもラクエンロジックで遊んでいただき、誠にありがとうございます。

昨年開催されたBCF2016およびWGP2016の結果を受け、
このたび2/26(日)より、ラクエンロジックの総合ルールに【手札上限】の追加及び、
公式・公認大会における【カードの使用制限】に関するルールを施行します。
本件に関しまして、詳しくご説明をいたします。

BCF2016およびWGP2016から見るプレイ傾向について

ラクエンロジックは、ゲームコンセプトでもある『合体』を駆使してメンバーを展開すること、
ロジック定義によりバトルの勝敗が最後まで分からない
駆け引きの奥深さを醍醐味として楽しんでいただくことを目指しております。
合わせて、メンバー毎の有利不利な能力を設けることで、手札の読み合いをより複雑化させていくこと、
また、ワールド・色・キャラクターなど様々な特性によるカード毎に個性を作り、
それがゲームに生かされるようなデッキの多様性の開発を目指していくものでした。

しかし、初期から公式大会にて多くの成績を収め、
ユーザー様の中でも使用率の高いデッキとして「玉姫デッキ」(以下、玉姫と略します)が常に環境にいる状況が続きました。
BCF2016からこの傾向が表れはじめ、この度のWGP2016にてこの傾向がより顕著な状況となりました。
もともと玉姫の特性として、防御時に有利になるよう手札を他のデッキよりも確保しやすくなるよう設計しておりました。
しかし、弾を重ねるごとの玉姫の手札の確保量の増大、「リミットロジック」を持つカードを大量確保することで、
メインフェイズにおけるパワーやオーラの上昇が関係なくなるほど、バトル時にパワー・オーラを上昇させることが可能となり、
どのような相手に対しても対応できることから、公式大会などで玉姫を選択する大きな理由となっておりました。

玉姫デッキの防御時に強い、かつ任意のカードを手札に整えやすくドローが多いという特性は
パワーでもオーラでもどちらでも問題なく守れてしまうという状況を生みました。
この影響により手札の質もさることながらそれを上回る量の手札を確保することがメインの戦術として定着しました。
結果として、バトル時の手札の駆け引きや盤面の読み合いの要素が薄くなりゲームが長時間化する状況が生まれました。
(WGP2016における大会上位者の玉姫の使用率は40%を超える状況、
また5ターン目の開始時の玉姫プレイヤーの手札枚数は平均10枚を超える状況になりました。)

このような、大量に手札を増やすことで結果的に質を上げていくゲーム展開に対し、
手札の質を入れ替えるプランを要求するSPB01/041「ヴァイパーフォール 縁」を制作し、
手札を増やす以外の勝利方法が求められるような状況になるよう試みました。

しかし、結果的には手札を入れ替えるという能力特性よりも、
大量の手札を一斉に捨て、山札から大量に引くことにより、山札のリフレッシュを強いる能力が
玉姫に対する有効な戦術として使用され、多くのデッキが合体時にリフレッシュを選択しにくくなるという
プレイヤーのプレイングを大きく束縛する結果を招きました。
(※「ヴァイパーフォール 縁」は全国決勝大会上位者のすべてのデッキで1枚以上採用されていました。)

この状況に開発といたしましては、守りに強く手札を安定して多く供給するデッキタイプが有利にゲームを進められることは、
カードの個性を活かしたファイトではなく、手札を集めることに思考が単一化され、ゲームとしての多様性を損なう状況に進んでいると判断しました。

ルール追加およびカードの使用制限について

【手札上限】

上記のような結果を踏まえ、ラクエンロジックの手札の読み合いや盤面でのメンバー強化や弱体化が有効に働き、
むやみに山札切れすることなくゲームを進められる方法として、
この度、ルールに【手札上限】を追加する判断をいたしました。

手札上限の枚数は8枚となります。

下記が実際に施行するルールとなります。


4.6. 手札
4.6.1. 各プレイヤーが山札から引いたカードを置く領域です。
4.6.1.1. 手札は非公開領域ですが、自分の手札のカードは自分のみが自由に確認することができます。
他のプレイヤーの手札のカードの内容を見ることはできません。
4.6.1.2. 手札のカードの順番は管理されません。
4.6.2. ‘手札にあるカードをN枚’は、テキストにおいて単に‘手札をN枚’と表記されます。
4.6.3. プレイヤーは、自分のターンの最後に手札にあるカードの枚数を指定枚数まで減らす必要があります(7.7.6)。
この枚数をそのプレイヤーの‘手札上限’と言います。
4.6.3.1. ゲーム開始時点での各プレイヤーの手札上限は8枚です。

7.7. エンドフェイズ
7.7.1. ターンの終了時の処理を行うフェイズです。
7.7.2. ‘エンドフェイズ開始時’で示されている誘発事象のうち、このターン中にまだ誘発事象を満たしていなかった自動能力の誘発事象が発生します。
7.7.3. チェックタイミングが発生します。
7.7.4. 逆理領域に置かれている逆理がドロップ領域に置かれます。
7.7.5. チェックタイミングが発生します。
7.7.6. ターンプレイヤーの手札に、そのプレイヤーの手札上限(4.6.3)を超える枚数のカードがある場合、
そのプレイヤーは自分の手札にあるカードを手札上限の枚数選び、他のカードをすべて捨てます。
7.7.7. すべての現在の‘ターン終了時’を期限とする効果や現在の‘ターン中’を期限とする効果が消滅します。
7.7.8. この時点で、解決しなければならないルール処理が存在する、または待機状態になっている自動能力が存在する、
または‘エンドフェイズ開始時’を誘発事象とするこのターンに待機状態になっていない自動能力が存在する場合、7.7.2に戻ります。
そうでない場合、このターンを終了し、現在のターンプレイヤーの対戦相手がターンプレイヤーである次のターンを開始します。


現在ラクエンロジックでは、お互いに大量の手札を抱え合うゲームが主流となっており、
下記の理由からゲームの長期化および環境の固定化へ繋がっているのが現状です。
・非常に選択肢が多い中からプレイするカードを選ばなければならない
・より質の高い手札、対戦相手よりも枚数の多い手札を作ってからでないと攻撃を行わない

また、手札さえあればメンバーの強化が容易に行える事から、『パワーやオーラを直接強化する能力』よりも、
『手札を増やす能力』の方が強力かつ有用である印象が大きくなっているかと思います。
上記は【手札上限】の実施により解決できると考えています。

ですが、それとは別に【手札上限】を実施に移した、もう1つ大切な理由があります。
それは、私たちの目指す『ロジック定義による駆け引きの醍醐味』をより深く提供できると考えているからです。

手札として持てる枚数が決まっていると、手札に持っておくカードのバランスを考える必要が出てくるため、手札に何を残し、
何を捨てるかという状況毎の判断の正確さがより求められるゲームになります。
今までは各ロジックや逆理等はあればあるだけ良いという状態でしたが、何を残して何を切るのかの選択が発生し、
今まで以上に深く、駆け引きのあるゲームのご提供に繋がるものと考えております。

また、ラクエンロジックでは定理者と使者の2枚のカードを1枚の合理体に合体するため手札を1枚消費します。
【手札上限】の元でも合体が十分にできること、また合体を実施してもロジック定義で十分な駆け引きが生まれうる枚数として
テスト結果に基づき、8枚とさせていただきました。

【カードの使用制限】に関するルール

合わせまして、現在の大会のカード使用率、および上記手札枚数上限に関するルール施行の元、
ゲームの読み合い要素を減らし、一方的な状況を作りやすくなっているカードに関して、使用制限に関するルールを追加することにいたしました。

下記が該当のカードとなり、すべてのデッキについて、採用できる枚数がそれぞれ1枚までになります。

・BT01/008「スイーツ系女子 小玲
WGP2016を含む現在の大会環境において、玉姫が上位を占める割合が非常に高く、大会環境に大きく影響を与えていると判断いたしました。
その中でも、このカードの『山札から好きな玉姫をドロップする』能力は、他のカードとの組み合わせの範囲が非常に広く、玉姫と玉姫以外のデッキを比較した際に、安定性の面で大きな差がついてしまうこと、かつ、実際に玉姫を軸としたデッキの多くに4枚採用されていることから、使用枚数を制限いたします。

・EB01/001「波際の癒し 玉姫
昼のクリスタルビーチ」を用いることでドロップのカードをソウルにすることができます。しかし、ゲーム序盤から十分にドロップにカードを落とすことで本来の想定よりもソウルを貯めることが容易になり、このカードの能力を1ゲーム中に複数回発動しやすい状況が発生しました。それにより玉姫側は手札を消費することなく、相手に一方的に手札を要求する状況が簡単に作れてしまう点が、他のデッキと比べた際に玉姫のリソースの確保を容易にする要因となっており、上記の「スイーツ系女子 小玲」と併せて、大多数の玉姫を軸としたデッキでの採用枚数が非常に多くありました。また、今回の手札上限ルール適用後、本カードの能力が防御に有利になるだけでなく相手ターンにドローできることで8枚以上の手札で防御可能になり、より強力にアドバンテージを得る影響が発生するため、使用枚数を制限いたします。

・SPB01/041「ヴァイパーフォール 縁
本来の意図としましては、手札に必要なカードが揃うまで勝負を進めないといったゲームの長期化を防ぐことを目的としたカードでしたが、山札切れを狙った勝利という本来の制作意図とは異なる目的での使用が目立っておりました。実際に、全国決勝大会、世界決勝大会での採用率が高く、この能力を使用するために強引に色やワールドをタッチするデッキも見受けられました。手札上限ルールを設けることによって、山札切れ戦術の成功率の可能性は限りなく低くなると判断してはおりますが、ゲーム中の複数回の使用により限られた枚数手札の入れ替えを容易に強要できることはロジック定義によるバトルの駆け引きを損なうため、使用を制限いたします。

最後に

長くなりましたが、お読みいただき誠にありがとうございます。

ラクエンロジック発売より1年が経過しました。
今後も、私たちが当初このプロジェクトに掲げた「君と合体するTCG,ラクエンロジック」を目指し、
皆様に新しい可能性を提供していければと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。

2017年2月1日
ラクエンロジックプロデューサー 北岡 謙輔

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