キャラクター&ストーリー

  •  剣 美親
  •  揺音 玉姫
  •  クロエ・マクスウェル
  •  五六八 葵
  •  揺音 聖那
  •  アシュリー・ブラッドベリ
  •  ジークハルト・クラウス
  •  当麻芽路子
  •  明日葉 学
  •  オルガ・ブレイクチャイルド
  •  七星 縁
  •  ヴェロニカ・アナンコ
  •  ニーナ・アレクサンドロヴナ
  •  ジゼル・サンダース
明日葉 学
明日葉 学あすは まな
性別 女性
年齢 15歳
身長/cm 145
体重/kg 40
血液型 B型
生年月日 2月15日
好きなもの ヘッドフォンで音楽を聴くこと
嫌いなもの おしゃべり。人といること。

寡黙で、いつも独りでいることが多い少女。

実はコインロッカーに捨てられていた過去をもち、親の顔を知らない。
他人と馴染めず施設でも孤独に過ごしていたが、
定理者の素質が目覚め、ALCAに強制招集された。
その後しばらくメンバーと共に戦って来たが、
まだ誰も彼女の笑顔を見たことが無い。

そんな時、ある使者の襲来が彼女の転機となる。

盟約者フォーリナー

  • 星

    ジスフィアの、神に祈りを捧げる巫女。
    幼い頃に事件に巻き込まれ、両親は行方不明。
    その後、人に優しい妖怪たちを親代わりにして育つ。
    辛い事があっても胸のうちに秘め、
    明るく陽気に振るまい周囲に笑顔をもたらす。
    セプトピアには、生き別れた幼なじみを探しにやって来た。

    トランス!

     学 & 星

    空から降る「ほし」

    同時多発的に起こった使者の襲来――。
    学と冥がいた高層ビルもその例外ではなかった。
    階下から使者たちが押し寄せ、商業フロアにいた人々をパニックに陥れた。
    救援を要請しようにも、ALCA本部も混乱をきたしてるのか通信不能。
    階下のフロアは使者たちに占領され、下に降りてビルから脱出するのは不可能だ。
    客たちを上の階へと誘導し、使者たちの殲滅に徹する――
    学と冥にはその道しか残されていなかった。

    「2人で相手するには少し多い……」

    波のように押し寄せる使者たちを前に、学はまるで他人事のようにボソリとつぶやく。

    『……ならば、もう1人増やそう』

    冥が冷静に言うと、学はうなずいた。すぐにあの技だとピンときたのだ。

    『「多重分身の術ッ!」』

    合体した学たちが唱えた瞬間、その身体は3体に分身する。
    残像ではない。呪力と気力によって、本当にその身を分けたのだ。
    3体の学は息の合った連携技で、使者たちの足を止め、一体、また一体と、仕留めていく。
    だが、敵の数は想像以上だった。
    本来、暗殺者である冥に一度に敵を殲滅せしめるような大技はない。
    次から次へと襲い来る使者たち。過ぎていく時間。
    学と冥は次第に疲弊し、ついに分身に費やす気力も限界に達した。
    2人は撤退を余儀なくされ、ビルの最上階から屋上へと追い詰められていった。
    分厚いシャッターで屋上までの侵入は防ぐことができたが、いつ打ち破られるかは時間の問題だった。
    大勢の避難民たちとともに、学と冥は合体を解除して最後の戦いに備え気力を養っていた。
    恐怖に震えながら身を寄せ合う人々を見て、学はボソリとつぶやく。

    「……この人たちだけでも助けたい」
    『……そうだな』

    その時、冥は夜空を見つめていた。
    (星のことを思い出してるんだ……)
    学はすぐにそう思った。学もまた星のことを思い出していたからだ。
    禁断のオーバートランスを使い、遠い世界へと去っていった大切な友達のことを――。
    (……オーバートランスを使うことを冥も考えている、きっと)
    学がその思いを口にしようとしたその時だった。

    『……なんだ、あれは?』

    翼をつけた少年が飛び去ったのが見えたかと思うと、
    キラキラと光りながら何かがヒラヒラと落ちて来るのが見えた。
    (「ほし」が落ちてきた……?)
    学は一瞬そんな錯覚をした。
    だが、その光の欠片から人の姿が飛び出してくるの見えた。
    「ほし」ではない「星」だ。
    やがて星が2人の前に、着地する。

    『助けにきたよ!』

    星は何事もなかったかのように屈託のない笑顔を見せる。

    「……」
    『……』

    学も冥も、あまりのことに驚き、言葉を失っていた。

    『えーと……私のこと忘れちゃった?』

    星は戸惑いながら冗談っぽく言った。
    思いがけない再会に、2人の感情は次第に驚きから感動に変わっていった。
    しかし、学も冥もそれを表に出すのがあまりに下手だった。

    「いや……」
    『……忘れるわけがない』

    そう言うのが精一杯だった。

    『あー……いいよいいよ。2人がリアクション薄いのは何となく予想したから……』

    星は苦笑いで、嬉しい感情を誤魔化す。
    ドン! ガシャーン!!
    使者たちの行く手を遮っていたシャッターの強度はもはや限界のようだ。
    今にも使者たちがあふれだしそうなほど歪んでいる。

    『……こうしちゃいられないね。学、合体しよう』

    星は学に手を差しだした。

    「……できるの?」

    学は驚いた。
    オーバートランスの影響で星はロジックを失い、合体不能のはずだったからだ。

    『まあ、やってみればわかるよ!』

    学と星は手を握り合うと、光に包まれ合体する。
    と、同時にシャッターを打ち破り、ついに使者たちが屋上に現れた。

    『荒ぶる魂を鎮めるのも、巫女の役目……』

    星のつぶやきとともに、学から放出される巨大な霊力。
    使者たちは目に見えぬ重圧に押しつぶされるように、一斉に身動きを止めた。

    「すごい……」

    新たなる星の力に、学は目を見張った。

    『向こうの世界で新しいロジックを得たんだ……。これでまた一緒に戦えるよ』

    星の言葉に、学はやっと笑顔を見せた。
    それを見て、ホッとする星。
    ふと、冥を見ると彼女は学たちに背を向け、
    避難民たちをより安全な場所に誘導しようとしていた。
    だが、一歩踏み出したところで足を止める。

    『……おかえり、星』

    背中越しに冥の声が聞こえた。
    星は微笑んで答える。

    『……ただいま』

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  • 冥

    ジスフィアの、暗殺者として生きてきたくの一。
    幼い頃に事件に巻き込まれ両親を亡くし、
    その後、闇の組織に育てられた。
    自分の感情は心の奥底に押し隠し、
    命じられるまま、数々の暗殺をこなす。
    セプトピアには、組織から指令を受けてやってきた。

    トランス!

     学 & 冥

    少女たちの覚悟

    『……学。星のことは頼んだ』

    そう呟くと、静かにALCAの下を去っていくジスフィアの暗殺者──冥。
    その眼差しには──死の覚悟が宿っていた。

    ──その昔、ある事件で星と生き別れた冥はジスフィアの暗殺組織に拾われて育てられた。
    確実に任務を遂行する暗殺者になるために心を殺す教育を受ける日々。
    やがて任務の為、セプトピアを訪れた冥は、
    セプトピアで暗殺対象の情報を得るために学と盟約し、
    そこで奇跡的に幼馴染の星と再会を果たしたのだ。
    学や星との暮らしは長年殺し続けた冥の心に彩りを与え、
    失った時は徐々に取り戻されていった。

    が、そんな幸せな日々は長くは続かなかった。
    組織が星を暗殺するために大勢の刺客を差し向けたのだ。
    冥は知った──自分に与えられた暗殺任務はダミーであり、全ては星をセプトピアに誘導するための囮。
    組織は神の巫女たる星の力を恐れ、
    本来の力を発揮できないセプトピアの地で亡き者にしようとしていたことを……。
    冥の心は一つだった──刺客と刺し違えてでも星だけは守る。

    冥は単身で大勢の刺客の前に立ちはだかり、命を賭して戦い続けた。
    が、そこへ現れたのが──星と合体した学だ。
    全ての事実を知り、冥を守るべく抵抗したのだ。
    しかし屈強な大勢の刺客には敵わず、ほとんどのロジックを使い果たしてしまう。
    すると刺客は冥を人質に囚え、学に合体を解除して星を殺害するよう要求した。
    星が殺さなければ、冥が死ぬ。
    しかしどちらか一方を、学が選べるわけもなかった。

    『退け、学……このままでは三人とも死ぬっ』
    「……やだ……冥を連れて帰る」

    冥だけを犠牲にして退避する選択など、学の頭にはなかった。
    すると星は決意し、突然学との合体を解除した。学は戸惑いを隠せなかった。
    星は学と冥を守るために決意。自ら自害することで学と冥の命を救ってほしいと組織に取引を持ちかけたのだ。
    組織の狙いは星の命一つ。星の取引に応じようとした。

    『やめろ……星がいない世界に生きる価値なんてない……
    一人だけ残されて自分だけが生きるなんて……嫌だ』
    『冥……それは私も同じよ。でもこれしか方法がないの……お願い』

    互いが互いを救いたい一心で対立する冥と星の想い。
    冥は、腰に身につけたアクセサリーを握りしめた。
    星もまた、頭の右側につけたアクセサリーを握りしめた。
    それは二人が幼い頃から身につけていたお揃いのアクセサリーだった。
    冥と星を意味する二つの飾り。
    どちらかが欠けることなくいつでも一緒──そんな想いを込めて。

    その時、学が呟く。

    「……やだ……連れて帰る……冥も……星も……」

    冥と星、どちらの提案も受け入れようとしない学。
    冥は叫ぶ──『学! 星を連れて逃げてくれ! それが私の唯一の望み!』
    星は叫ぶ──『学! 冥と共に生きて! 二人の幸せが、私の幸せなの!』
    しかし学はどちらの声にも耳を傾けようとしない。
    長年の時を経て、ようやく再会を果たせたばかりだというのに、冥と星が再び引き裂かれてしまうことを、学は受け入れることなど到底できなかった。
    冥と星が共に歩むこと──それだけが学の望み。
    すると学は星のすぐそばに歩み寄り、耳元で囁いた。

    「……一つだけ、方法がある」

    二人だけにしか聞き取れない声で星にある決断を迫る学。
    星は言葉を失った。
    が、同時に、他の選択肢がないことを瞬時に悟った。
    学はALCAに通信し、ある作戦の行使を進言。局長の許可を取った。
    そう、学と星が下した決断は──。

    「……オーバートランス!」

    勝負はまさに一瞬。
    星光の如き速さで刺客を殲滅し、冥を救うことに成功した……。
    オーバートランスによって、学と星のロジックカードが飛散しかける。
    が、星は神の巫女たる力を開放し、学のロジックカードの飛散を全て防いだ。
    学が驚いて星を見ると、星は何も言わずにただ微笑んだ。

    冥は知った。
    どんなに過酷な運命でさえも、強い意志で変えることができることを。

    闇に生き続けた冥に、道標となる希望の光が射した──。

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  • アルテミス

    アルテミス

    テトラヘヴンからやってきた、ミステリアスな「月の女神」。
    長身で細身の美女で、詩をこよなく愛し、詠う。
    盟約者となったパートナーの事を、あたかも月の光が照らすように、優しく見守っている。

    トランス!

     学 & アルテミス

    嵐の前

    ニーナたちの分析によって、使者たちが大挙襲来した原因が突き止められた。
    実験段階にあったゲートカードの暴走によって、
    各異世界との間に次々とゲートが開き、
    それを通じて招かれざる客たちが押し寄せたのだ。
    新型ゲートカードを手にした定理者たちの奮闘で、
    市街地での騒動は沈静状態に向かいつつあった。
    しかし、ALCA研究所の暴走しているゲートカードを止めなければ、根本は解決しない。
    ただちにオルガを中心に作戦が立案され、今、実行の時を迎えていた――。

    「よりによってこんな時に……」
    慌ただしく鳴り響く警報に、司令部の一同は苦虫を嚙みつぶしたような顔を浮かべた。
    作戦実行のため、出撃準備をしていた最中に敵が再び大挙して襲来したのだ。
    その目標は、ALCA本部である。
    作戦を続け攻めるべきか、定理者たちを待機させ守るべきか。
    危険を承知のうえで作戦を決行すべきか。
    それとも、中止にして本部を防衛するか。
    現行の作戦では、本部の防衛に当たる定理者は学ひとりだけだったためだ。
    苦悩の表情を浮かべるオルガに歩み寄ったのは学だった。

    「……作戦は続けるべき」
    「しかし!」
    「大丈夫。本部は私一人で守る」

    学の鬼気迫る表情に、オルガも決断する。

    「……わかった。作戦決行だ」

    学の決死の覚悟は、他の定理者たちにも伝わり、士気はいっそう高まった。
    だが、その中で一人、アルテミスが学を心配そうに見つめていた。
    (……あの子、まだ死に場所を求めているのかしら)

    親に捨てられた孤独な出自を抱え、
    今生きる世界に執着を持たず、
    生と死の境界線に憧れのような感情を抱き続けていた学。
    長い間、学を母親のように見つめていたアルテミスは、
    学が抱え続けていた苦悩をよく知っていた。
    仲間たちと歩むことでその闇は消えたように思えたが、
    この危機を前に再びあの感情が蘇ったのか――
    アルテミスの脳裏には、直感的にそんな不安が過ぎった。

    アルテミスと合体した学は、本部の屋上にある狙撃ポイントへ向かう。
    エレベーターの中で、敵の到達予想時間を通信で聞きながら、
    学は無表情のまま静かに目を瞑っていた。
    合体しているアルテミスに伝わるのは、静かな凪の海のような落ち着いた感情。
    学の心の奥底に眠る心理まではわからなかった。

    『……嵐の前の静けさね』

    アルテミスの声が耳元で囁くように聞こえた。

    「え?」
    『あなたの心を表わす言葉……』
    「……嵐」

    学がボソリとつぶやいた。
    その瞬間、学の心がざわめき始めたのをアルテミスは感じた。

    『……あなたの心に炎が見えた。それは自らも焼き尽くす炎かしら?』

    学はクスッと笑うと首を横に振った。

    「……みんなと、約束したんだ」
    『約束?』
    「ぜんぶ終わったら、遊園地にいこうって……」
    『遊園地……』
    「射撃のゲーム。おもちゃのライフルで景品を当てるヤツ。
    私がぜんぶ当てて係の人を困らせてみようって……」

    それを聞いていたのかクロエから通信が入った。

    「そーそー! なんか、楽しそうじゃない?」
    「申し訳ない気もするけど――」

    今度は玉姫からの通信。

    「――キョウトにいる聖那とジゼルちゃんにプレゼントできるもの、
    ゲットできたら嬉しいな……」

    その後、続々と仲間たちから通信が入った。
    いずれも、遊園地で何をしようかという話ばかりだ。
    やがて狙撃ポイントへと到着した学。
    その心は紅蓮の炎に燃えている。
    だが、それは自らを焼き尽くす炎ではない。
    仲間たちとの未来、希望に燃える学の心だ――と、アルテミスに伝わった。
    (杞憂だったわね……)
    今ここにいる学は、もう昔の学ではないと知り、アルテミスは喜びを噛みしめる。

    「敵影、指定距離に到達!」

    司令部からの通信を聞き、学はライフルを構える。
    アルテミスが囁いた。

    『……嵐が来たわ。でも、それが過ぎれば、あとは希望があなたを照らす』
    「―うん」

    一条の光芒。
    先頭の影が音もなく崩れ落ち、押し寄せる使者たちに動揺が走る。
    相手の姿を視認することすら難しい、超・長距離。
    動揺する敵たちに、立て直す隙を与えず次々光の銃弾を当てていく。

    『風よ、嵐よ、しかし我が灯火は消せず』
    「一人も通さない」

    至高の銃撃が、嵐を切り裂いていく。

    定理者のカード 使者のカード 合理体のカード

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